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7月4日の京都では、般若心経の「空」について講義しました。
般若心経(漢訳)には、俗に言う「大本」と「小本」の2種類がありますが
日本ではほとんどが玄奘三蔵の訳した小本ばかりが読まれています。
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私は18歳から般若心経(小本)を1000日間写経しましたが
書きながらいつも、疑問に思うところがありました。
後に佐保田鶴治博士や中村元博士の御本を読んで
その疑問がかなり晴れましたが、技術的な解明には
さらに数年間の研究が必要でした。
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今回は、仏教の存在論の変遷の視点から、空そのものの定義を追及し
その切り口から技術的な側面を考察いたしました。
時間が足りなくて充分でなかったのが悔やまれますが
論点はある程度整理できたことと思います。
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いずれ東京で、1日がかりの講習を企画したいと思います。
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